痩せたいと思っている女性が多い中、「ダイエットしたことがないし、太れない」と言うとうらやましがられたり、ちょっと嫌味に聞こえてしまうこともあります。
皆さん苦労してダイエットしているのに申し訳ないと思うのですが、太れないものは太れないのです。
少数派ではありますが、世の中には太れない方もいるんですよね。胃腸が弱いとか、いろいろな理由が考えられると思いますが、あくまで私のケースについて、なかなか太れない理由とその対応策についてお話したいと思います。
太れないのは子供の頃からの環境に原因が
私の家族はみんな小柄なんです。
背が低く小柄な体形の人は、身長が高い人と比べて食べる量も少なめの人が多いと思います。
そして、体が大きければ歩いたり日常生活の中での動きも大きく、多くの筋肉の運動も必要とするのに対し、小柄な人は体の動きが小さく筋肉量も少ないので、欲するエネルギー量も自然と少なくなるのでしょうね。
だからでしょうか、家族もみな比較的小食で、私は小食の家庭で育ちました。なので学校の身体測定ではいつも標準体重よりも少なく、痩せているほうでしたね。
そういうスタイルで育ったので、現在もやはり小食です。きっと、だからでしょうね、「食べたい」という欲求もそれほど強くないのです。
「お腹が空いたなあ」という感覚はあるのですが、お腹が空くまではあまり食べることについて考えない、なので間食はあまりしないです。
この、間食をしないというのもまさに「ダイエットのコツ」ですよね。痩せたい人が意識して取り組まなければいけないことを、自然に行ってしまっているわけですから、これでは太れないわけです。
一人暮らしでさらに太れなくなってしまう
学生時代までは家で自動的に食事が出てくるしお弁当も作ってもらえますから(笑)、小食であっても一応バランスのとれた食事を三食いただけるわけです。
しかし、社会人になり一人暮らしをするようになると、どうしても食生活が乱れます。
食べることが好きで食に興味がある人なら、食生活の乱れは「食べすぎ」につながり太ってしまうのだと思います。
しかし私のように小食で「食べたい」という欲求が強くない人の場合、仕事や家事などに追われ生活リズムが乱れると、食べるのが面倒くさくなってしまうんですよね。これが「太りたいのに太れない」状態に拍車をかけてしまいます。
しかし食べて栄養をつけるということは、なにも体型への影響だけでなく、疲れやすくなったり体調を崩しやすくなり、生活の質を低下させてしまいます。
太るためにできること
私のように、食生活の乱れが「食べられない」「食べるのを後回しにしてしまう」ほうへ行ってしまうタイプの人は、食べるということを意識することが大事だと思います。
食べることを後回しにしてしまう原因は、家に食料がなくて、買い物に行くのが面倒で食事を準備するのも億劫、ということがよくありました。
なので乾燥の麺類や冷凍食品など、手の込んだ調理をしなくてもすぐに食べられるものを常備しておくようにしました。
また料理をする時には多めに作って冷凍保存しておくようにしました。
でもこれってよく考えると、ダイエットのためによく言われる「つい食べてしまうので家にお菓子や食料を常備しないようにしましょう」という考え方の反対というのが面白いですね。
このように「食べることが面倒くさい」と感じなくなるような環境を作っておくことが大事だと思います。
食欲というのは不思議なもので、食べるのが面倒で食事を抜いたりすることが多くなると、より食欲を感じなくなっていきます。
そして、きちんと食べることを意識して、三色食べるように心がけるとお腹が空いてくるようになるのです。
太るための私の結論は
太るために大事なことは、食べることが面倒にならないよう、手軽に食べられるようなものを家に常備しておくことと、「食べる」ということをいつもより少しだけ意識することだと思います。