若い頃から貧血気味。小さい頃は病弱で喘息やアトピーなど、患った期間は割と長くて大変でした。なので小さい頃の写真といえば、ガリガリ。
でも病気が治って、普通に生活をしている今でも、身長162cm、体重は43kgです。それまでガリガリなのは病弱なせいだと決めてつけていたせいか、社会人になってからも「ちゃんと食べてる?」なんて言われるとは夢にも思いませんでした。
私が太れない理由
なぜなら、私は痩せの大食いという言葉がぴったりすぎるほど、食事は朝昼晩きちんと3回。特にご飯(米)が大好きなので、毎回おかわりをし、
多い時にはお茶碗で3杯食べることも少なくありません。
それなのになぜか太らないのです。
貧血が原因かと思いきや、病院に行くと、若い頃のひどいままではなく、「貧血のボーダーラインぎりぎりだねー」と先生に言われ大した治療も受けられないまま、もちろん原因の救命にも至らず。
周りの友人といえば「痩せたい」あるいは「ダイエットしてる」などと私とは反対の内容で悩みを口々にするため、相談することもできないままだったのです。
ところが23歳の頃つきあっていた彼氏に「もう少し太ったら可愛いと思うんだけどね」という理由でフラれたことをきっかけに、逆ダイエットを試みることにしました。
私はお通じが多い時に1日3回もあったりする”超燃費悪い体質”でそのことも原因かもしれない、と考えるとやはり食生活から変えてみようと考えたためです。
カレーライスで逆ダイエット
まず始めたのはとにかく太るためにカレーライスを食べるという方法です。どこからだったか忘れてしまいましたが「太りたかったらカレーを食べたら良い」と聞いたためです。
朝からカレー。お昼はお弁当で野菜とご飯をバランスよく取るように心がけました。
夕飯はまたカレー。といったことを繰り返すようになりました。
すると心配しだす母親。カレーだけしか急に食べなくなったなんて、確かに頻繁には聞きません。しかし、カレーばかり食べていて体を壊すなんてことも、また頻繁には聞かないため、母に「一度太れるということを実感してみたい」という気持ちを伝えたのです。
母親は幸いなことにも協力してくれることとなり、カレーとサラダ、スープをつけてくれ、相当飽きて死にそうな時以外は、申し分ない逆ダイエットを数ヶ月続けました。
そうすることによって3kg太ることに成功した私。
自分でも太ることができるんだ!と自信に繋がったことは言うまでもないことでした。
しかし、その後、勤め先での激務とストレスにより体重はすぐに逆戻りしてしまいました。
逆ダイエットについては頭をよぎりましたがカレーについてはもう飽き飽き、と言うのが本人の正直な気持ちでした。
ミルク逆ダイエット
次に逆ダイエットを試みたのは、結婚して子供が生まれた時です。
痩せすぎな私は、産後太りとも無縁だったようで、するすると体重が落ちていったものの、体重は落ちすぎてしまい、ほぼ前と同じに逆戻りしてしまったのです。また周りの悩みは正反対。せっかく太れて、軌道に乗ったと思った私。
ふっくらとした手足が忘れられないのと、ガリガリの手足を見る周囲の目線がつき刺さることを再度感じ始めた私は、逆ダイエットを決意。
その時、子供用のミルクが高カロリーなことに気がつき、今度はシチューなどの料理にミルクを毎回200mlほど混ぜて使ってみるということが試せる時期だったと言うことも大きく運命を左右したのです。
そういった逆ダイエットならずとも、今はミルク調整をしながら、プラス3kgを維持することができています。
ちょっとしたことですぐに体重が落ちてしまうので、なによりこの方法にすると体にも精神的にも楽で重宝しています。体質もあるのでどうしようもないことはありますが、最後の砦であるミルクで体重がコントロールできると言うことは、私の人生にとってはとても画期的な出来事でした。