「ホルモンが太れない理由?」ある日、私はそう気が付いたのです。
太れなくて困っている女性の中には生理不順で悩んでいる方も少なくないでしょう。
私自身もそのうちの一人でした。いまから15年前、20歳だった私の体重は38kg。
身長が162cmなのでかなりのやせ型で、いつもどこか体の具合が悪くどんなにお菓子を食べても全く太りません。
中学生から5kgほどしか体重も変わらず、体が弱いと思っていたので病院に通うことも慣れてしまいましたが低体重から生理不順が慢性化し、そのこと自体がストレスになっていました。
3か月も生理がこなかったり動けなくなるほど生理痛がひどくなってしまい婦人科を受診しました。
女性特有の原因で太れない
そこで飲み始めたのが低用量ピルです。
当時は一般的に避妊目的で使われていましたが、ホルモンバランスを整えて生理痛を和らげる効果もあるとのことでした。スポーツ選手などが生理の時期を調整するためにも使われているようです。
ピルといえば太りやすくなる副作用が有名で、そのことを理由に服用したがらない女性も多いでしょう。
結果的に生理不順は改善し毎月きちんと生理がくるようになると、ガリガリだった私の体は少し女性らしくふっくらしてきました。ピルの副作用で太ったというよりは、ホルモンバランスが整うことで健康的になり、栄養が体に行き渡るようになった印象を受けました。
ピルを飲み始めてから2年たった頃には、体重が42kgになりました。
いままで人と会うたびに「また痩せた?」と心配されていましたが、40kg台になると「健康的になったね」と言葉をかけてくれるようになったのです。
生理痛もほとんどなくなって、いまでも快適に過ごしています。低体重で生理不順に悩んでいる方は一度婦人科で相談してみてはいかがでしょうか。
筋トレして体重を増やそう
少し体重の増えた私が次に取り組んだのは筋トレでした。
運動するのはダイエットのためとは限りません。体重を増やすのにも適度な筋肉量は必要です。
実際脂肪よりも筋肉のほうが重く、太る=体重を増やすことが目的なら筋肉をつけようと思いました。
私は運動音痴なこともあり、ほとんどスポーツもしてきませんでした。
痩せてはいますが筋肉量も以上に少なく、体を動かすことは健康面でも大切なので簡単な筋トレを始めました。
軽いストレッチや腹筋や背筋、動画にのっている足上げエクササイズなどを毎晩お風呂に入る前に行います。
簡単な運動でもかなり汗をかき、すっきりしてよく眠ることもできました。
1ヵ月経たないうちに体重が2kg増えました。元から筋肉量がなさすぎたせいもありますが、やせ型の人ほど筋肉がつきやすい傾向もあるようです。
体重が増えただけでなく、体のラインもキレイになりました。細くてもただ細いだけから少しメリハリのある体型に変化したのです。
運動をすると食欲も出る
少しでも体を動かすことで食欲もわき、いつもより多めに食べられるようにもなりました。
途中にランニングもしてみたのですが体質によっては体重が減ってしまう人も多いようです。
簡単な筋トレからはじめて、自分にあった運動を適度に行うことが重要だと感じました。
たくさん食べられる人なら食事内容を改善する手段も有効ですが、量が食べられない方には筋トレがおすすめです。体を適度に動かすことで食欲も増進されます。
いきなり体重が10kg増えることはないですが、急激に体重を増やすより健康的なやり方です。
いまでは毎月体調不良になることもなく、体重を増やすことで健康も手に入れられたことを実感しています。
筋トレは自宅でもできてお金もかからないので、ぜひ一度チャレンジしてみてください。